いい人といい仕事をつなぐマンパワーカンパニー
株式会社 スプラウト
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赤外線カメラを用いた調査

当社の赤外線への取り組みとその事例
1.赤外線に関する知識、資格について

赤外線カメラを使用すれば、赤外線画像の撮影は比較的簡単に行うことができます。
そして、ソフトの使用により取得した赤外線画像を容易に編集することができます。
しかし、その画像が意味することを導き出す解析が重要です。
奥が深く基礎から時間をかけて学び、研修を受講し国際ライセンスに準じる資格を取得することが必要条件となります。


Flir 赤外線解析 レベル1

ITC資格について
ITCは赤外線解析の国際標準 ISO18436-7 に沿った資格です。
最終試験のスウェーデンのストックホルムで採点され合格判定を頂いております。
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JAIRA 赤外線講習

JAIRAについて
土木・建築構造物に特化した赤外線法調査技術の全課程を修了。
JAIRAは熱画像の撮影タイミングのパラメーターを持つ「JAIRA赤外線法」を特許工法として確立した技術を取得。
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2.赤外線カメラでの点検事例

当社の創業の理念は「地球環境保全の一助となる企業」であり、地球の温暖化を緩める事業が軸となって経営を展開しております。
従って太陽光、風力等の再生可能エネルギーについては平成20年の創業当初より情報収集し、「太陽光パネル」については特に深堀をしておりました。
日本で太陽光パネルが注目される以前より、ドイツは太陽光パネルの先進国でした。
そのドイツでの太陽光パネルのトラブル事例を研究し、下記の東京都の助成金事業を申請しました。


平成23年第2回 東京都地域中小企業応援ファンド事業において助成金交付決定通知書を頂きました。
テーマは、「太陽光発電シス テムドックの開発」です。
これは、「赤外線カメラを活用した太陽光パネルのメンテナンス事業」です。


東京都地域中小企業応援ファンド事業 助成金申請書(抜粋)

平成23年度第2回 東京都地域中小企業応援ファンド事業 助成金交付決定通知書

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(1)太陽光パネルの点検事例

平成23年時点では、足場を組んで屋根の上に登り、赤外線のハンディカメラを使用して太陽光パネルを撮影し赤外線画像を取得しておりました。
高コスト、長時間、不安全な点険しか出来ませんでした。
ところが、現在は赤外線付ドローンを活用することにより、低コスト、短時間(約30分)、危険ゼロで調査を行なうことが可能となりました。


下記の事例は、太陽光パネルを設置してから5年のお客様から「当初言われていた発電量が出ていないので、調査をして欲しい」とのご相談を受けて調査をしました。


太陽光パネル通常カメラ

太陽光パネル赤外線カメラ


赤外線カメラ拡大1

太陽光パネル拡大2

ご覧の通り可視カメラでの画像では何ら問題はありませんでした。
しかし、赤外線画像では①は4枚の太陽光パネルにおいて他のパネルと比較して熱量の変化(白色)を確認することが出来ました。
②はホットスポットが確認できました。
①の場合、コネクターの損傷、ケーブルの損傷、接続箱開放が考えられ、原因調査を行いました。
太陽光パネルは発電していたのですが、22枚の内4枚のパネルが電力を供給していない状態でした。



接続箱(*昇圧回路付接続箱)を開口


接続箱を開くと昇圧のスイッチがオフになっていました


これは設置業者の昇圧スイッチの切り替え忘れ(人為的ミス)が原因で、5年間約20%の売電の収益が失われていたことになります。
赤外線カメラによる調査を実施したからこそ発見できましたが、通常のカメラでは発見できない(パネル自体の見た目に損傷はない)不具合でした。

 

(2)マンションの点検事例

都内のマンションで改修工事の事前検査として赤外線搭載ドローンよる外壁の空撮点険を行いました。
赤外線画像で外壁損傷箇所と実際に足場を組んで打診検査をした事例です。
実際に調査は行っても実際にどうなのかの検証ができないことが多く、この事例はとても貴重な比較検証事例かと思います。

実際に浮きがあると診断したタイルの浮き箇所の①から③の状況写真です。

実際に浮きがあると診断したタイルの浮き箇所④の状況写真です。
④は、打音診断では見逃された箇所です。注入処理でタイルの剥離を防止しました。

ドローンによる調査は、墜落事故無しの安全で、短時間、低コストの調査です。
見積りの際の資料として是非ご利用下さい。


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